『口唇ヘルペス奮闘記』ブログをご覧いただきありがとうございます。
先日久しぶり(約1年ぶり)に口唇ヘルペスができてしまいました。いつも予防対策には気をつけていたのですが、やはり以前のブログ記事でもご紹介したようにお正月頃には、どうしても私の場合は口唇ヘルペスが再発しやすいみたいですね。。
久しぶりに口唇ヘルペスが再発したということで、今回は『口唇ヘルペス』とニキビや口内炎との違いについて詳しく解説させていただきます。口唇ヘルペスでお悩みの方はぜひ最後までお読みください。
(目次)
◆口唇ヘルペスとニキビの違い
◆口唇ヘルペスと口内炎の違い
◆(まとめ)口唇ヘルペスの特徴や症状
口唇ヘルペスとニキビの違いは?
ニキビはアクネ菌と呼ばれる菌が毛穴の中で繁殖して炎症を起こします。そのため、ニキビの場合はいわゆる『芯』のような触ると痛く、硬いできものが毛穴に発生します。
本当はやってはいけないのですが(跡形ができるので)、ニキビの芯を両母指の爪で挟んで潰すと、ニキビの中から白い膿のような芯がで出てきます。
そしてニキビの場合は毛穴に対して発疹ができますので、いくつかのニキビができたとしても、その一つひとつの間隔はあいています。
一方、口唇ヘルペスはニキビのような『硬い芯のできもの』ではなく、水疱ができるというのが大きな違いです(芯はありません)。また口唇ヘルペスの場合は、小さな水疱の3~4個が集合体としてできることが多く、かなり密な発疹となるのが特徴です。
口唇ヘルペスと口内炎の違いは?
口内炎が発症する原因は暴飲暴食によって胃腸が荒れた時やストレスなどによってできることが多く、口唇ヘルペスができる時の原因と大変よく似ています。
しかし口内炎は書いて字の如く、『口内(舌、唇の裏側、頬の内側など)』にできることが多いのが特徴です。また口内炎は白い米粒のような形状で、口内の皮膚(粘膜)を微量に陥没させるようなできものとなります。
一方、口唇ヘルペスは基本的には口内ではなく、三叉神経節が支配している口角、外唇、目の周辺、鼻など、顔の皮膚(外側)に発症します。
また先ほども述べたように、口唇ヘルペスの場合は数個の水疱が集合体として形成されますので、口内炎の形状とは明らかに異なるのが特徴です。
まとめ
以上のように口唇ヘルペスの場合は、ニキビや口内炎とは明らかに特徴が違います。
◆数個の水疱の集合体ができる
◆硬い芯がない
◆粘膜は陥没しない
◆痛さではなく痛痒い
◆ピリピリ・ムズムズする
◆口内ではなく外側にできる
◆三叉神経節の支配分布に発症
これらの特徴や症状がある場合は、ニキビや口内炎ではなく、口唇ヘルペスの可能性が高いので、すぐに皮膚科に行って抗ウイルス薬(飲み薬と塗り薬)をもらいに行きましょう。
いかがだったでしょうか。今回は口唇ヘルペス歴25年以上の私の経験に基づいて、口唇ヘルペスとニキビや口内炎との違いをご紹介させていただきました。
この記事が口唇ヘルペスでお悩みの方に役立てれば幸いです。一緒に頑張りましょう。最後までお読みいただきありがとうございました。