口唇ヘルペス奮闘記

口唇ヘルペス歴25年以上の奮闘記

口唇ヘルペスができる原因は?メカニズムや機序を解説!

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『口唇ヘルペス奮闘記』ブログをご覧いただきありがとうございます。

口唇ヘルペス患者として奮闘すること25年。口唇ヘルペスについて色々なことを調べたり、実体験を基に様々なことが分かってきました。今回は『口唇ヘルペスができるメカニズム』をなるべくわかりやすくご紹介させていただこうと思います。

口唇ヘルペスでお悩みの方はぜひ最後までお読みください!

(目次)

◆保有率約50%

◆普段の住み家

◆倒壊しかけの家

◆大脱出のスタート

 

 

ウイルス保有率は50%

そもそも口唇ヘルペスは体内で自然発生するのではなく、外部からのウイルス感染によってうつってしまいます。皮膚科のお医者さんの話しによると思春期までに大半の人は感染し、口唇ヘルペスのウイルス保有率はなんと人口の約50%にもなるんだそうです(発症しない人も含む)。

うつる原因としては、口唇ヘルペスができている人とキスをしたり、患部を拭いたタオルを家族で使い回したり、患部に触れた手で他の人に接触したり、くしゃみや咳による飛沫感染などでも感染します。

 

普段の住み家はどこ?

口唇ヘルペスに感染し発症すると、ウイルスを抑えるための治療として飲み薬と塗り薬がお医者さんから処方されます。私の経験的に発疹の症状は10日~2週間ほどで治まります。しかしこれは根絶しているわけではなく、ただ抑え込んでいるだけのいわゆる対処療法に過ぎません。

治まった口唇ヘルペスのウイルスは、普段は三叉神経節(目や鼻や口あたりの三方向に枝分かれするように走行し、顔面の感覚を司る神経)にひっそりと大人しく潜んでいます。

 

 

家が倒壊する!どうする?

普段は三叉神経節という部屋の中で大人しく暮らしてくれている口唇ヘルペスのウイルスですが、ご主人様がストレス、紫外線、睡眠不足、風邪や発熱、体調不良などによって抵抗力が低下し、まるで家が倒壊寸前のような状態になると、ウイルスはその家に住みづらくなってくるので移住を計画し始めます。

口唇ヘルペスのウイルスは、なんとか生き延びて子孫を繁栄するために、必死になってその家から家出を図ろうとします。

 

家出?大脱出が始まる

口唇ヘルペスのウイルスは壊れかけの家から飛び出し家出を図ります。この状態が口周り、鼻周辺、目のあたりに水泡の発疹ができる口唇ヘルペスの発症です。

口唇ヘルペスウイルスの一匹が家出をすると、次から次へとウイルスの仲間達も大脱出を図ります。ですので口唇ヘルペスは発疹が1つだけできるのではなく、小さな水泡のような発疹がいくつも集まって形成されているのです。

そして口唇ヘルペスのウイルスは、あわよくば多数の他の人にうつって、色々な住み家に移住し繁殖することを望んでいます。

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか。これらが口唇ヘルペスができるメカニズム(発症機序)となります。

ただ厄介なのは、普通であれば他の家に移住すると元の家は空っぽになるのですが、口唇ヘルペスのウイルスの場合はそうはいきません。私のように25年以上の歳月のあいだ何度も何度も再発するということは、おそらく完全に体内からすべて居なくなるというのはないのでしょう。

正直、本当にどこかに完全移住してもらいたいものですが、そうも行かないようなのでこれからもうまく付き合いながら共存していこうと思います。そして大切なのは、自分が口唇ヘルペスを再発した時は絶対に人にうつさないように気を付けることです。

特に妊婦さん、赤ちゃんや小さなお子さん、免疫力の弱いご老人などと接する機会がある方は十分に注意してください!

今回の記事が口唇ヘルペスでお悩みの方に少しでもお役に立てれば幸いです。共に頑張っていきましょう!最後までお読みいただきありがとうございました。